剛力 舞

剛力 舞
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説明

日本●ラ●ル株式会社 営業部

前職を解雇されて1年が経過した。
元々保険会社で主に営業職を担当していた。

今は転職をして配送業者になり、宅急便の運搬業務で生計を立ててる。
元々体がデカく、体力に自信はあったから、営業職から肉体系に転職することに戸惑いはなかった。

日に3500kcalくらいの食事をしないと体力が持たない。
給料の大概は食費に消えていき、趣味や貯蓄に金が回ることは少ない。
でもそれで良いと思ってる、何より今の生活の方が気が楽だ。

新卒入社して14年、前職では営業職と事務職を経験、人事異動も何度か経験した。
具体的に何やってたかもう覚えてない、そのくらいにやる気もなかったし自分には向いてなかったと思う。
特にやりがいも感じることなく、ただただ仕事を消化する。

ただ解雇されたことは具体的に覚えてる、というか思い出した。
理由は後輩へのセクハラだった。

その後輩は僕の8歳年下で同じ部署、営業成績も良く、尖った眼差しで仕事できますみたいな雰囲気の女だった。
背が小いけど、ロケットみたいに胸も尖ってた。
足と腕を組みながら、タバコを吸う姿が印象的で、男性社員に混じりながら談笑してる姿を覚えてる。
子供の頃から思ってたが、背の小さい人間には病気かと思うくらい極端に気の強い奴が多いと思う。

かたや俺は身の丈190cm超え。
声が野太く、動きも遅いので、ボーとしてる印象を持たれる。
というか就職してからボーとして動きが遅くなった、とにかく毎日やる気が出なかった。

正直、後輩みたいに気の強い女が苦手、避けたいし関わりたくない。
ただ営業部というチームだから、どうしても接触を避けられない。
その後輩が昔から、俺のことを小馬鹿にしてることは薄々感じてた。
直接言葉に出して言われたことはないけど、『先輩、仕事できませんね』きっと心で唱えてたはず。
仕事できない人間だからこそ、態度と雰囲気で察する事ができる、正直避けたいけどムカつく存在。

そんな彼女からある日を境に、あからさまに怪訝な態度が感じられるようになった。
きっかけは俺の不注意で、彼女の営業成績にも響くような業務上の失敗を招いたからだ。
当然会社にも多大な損失を与えた。
上司からも呼び出され始末書どころの騒ぎでは収まらなかった。

その日から、後輩の侮蔑が強くなったと思う。
段々と後輩の目を見て話しをしたり、打ち合わせをしたりする事が出来なくなった。
怖かった。

目を合わせたくないから、視線を少し落とす、笑っちゃうけど胸見てしか喋れなくなってた。
見たくないけど見ざるえない。
怖いけど胸への興味、そのアンバランスさがなんとも言えなかった。

気づいたら、女子社員を中心に俺の悪評が広まってた。
「キモイ」「セクハラ目線」「無言の変態」「近寄らないでほしい」「目線キモッ」

だんだん会社に行かなくなり出した。
ある日上司から呼び出され「解雇」の宣告を受けた。
理由は度重なる無断欠勤と規則違反。

ただ本当の解雇の理由は違うと確信してる。
全部後輩が仕組んだ事、俺のセクハラ目線を理由に上司に口聞いたはず。
俺の悪い噂を巻いたのも絶対後輩だ、巧妙に俺のことを落としていったに違いない。
「捏造されたセクハラ」

解雇された直後は何も考えられなかったけど、正常な今なら世の中に俺の正当性を訴えられる。
あの女の事は怖くない、今度は俺が復讐する。
だから俺は配送業車のふりをした。

【内容】
動画ファイル
時間:分秒
MPEG-4AVC/H.264
HDサイズ1920×1080(16:9)

・本作品に登場する人物は成人である事を確認しております。
・本作品に登場する人物はモデルであり、同意の上で撮影を行っています。
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